いわゆる、地盤、看板、カバンがなく、世襲とは無縁の実家は高松市の美容室を営む一般庶民で、東京の議員会館のほかは地元ではアパート住まいという質素な暮らしをしている。
120分間の映画は、この人に政治が向いているのかと心配になるくらい、本人の純粋、ひたむき、真正直、不器用な性格を丁寧に描写し、ジレンマに悩みつつ、只々国家、国民のことを真剣に考える男の姿を感動的に仕上げられ、いつの間にか、画面にくぎ付けになり、このひとの虜になっている自分がいた。
理想だけではトップになれない。このことは、ある意味で真理を突いていることから、こういうタイトルになったのだろうが、「こういう人こそ総理大臣になってほしい、この人を本当に応援したい」と心底思わせる魅力的な人だと思った。奥さんの明子さんも本当に素敵な女性だ。
同じアキちゃんでも…。
【日記の最新記事】