2019年09月17日

水戸黄門 K.K 54

 平日の夕刻に水戸黄門の再放送があり、たまに観ることがある。この間まで西村晃の再放送版だったが、先日は昔懐かしい東野英治郎主演のシリーズが放映されていた。我々には、やはりこの人が「カッカッカッ」と歯をむき出して放つ高笑いの方がしっくり来る。由美かおるは、まだかげろうお銀役ではなく、単発の商家の娘兼芸者役で出ていた。
 子どもの頃は、それほど面白いとは思わなかったが、齢を重ねるとこういう単純で分かりやすいドラマがいい。悪徳商人と結託して、甘い汁を吸う悪代官をすぐには懲らしめず、終盤で代官配下の役人ども相手に、助さん格さんが立ち回りを演じた後に、「この紋所が目に入らぬか」との台詞とともに、満を持して黄門さまが正体を明かし、悪人どもの数々の悪事を暴き出す。たいていの場合は、びっくり仰天した悪代官が、ははあと平伏し、一件落着。実に痛快。
 勧善懲悪の人情ものを好む日本人の性分やツボを押さえた、実によくできた番組だと思う。
 だが、こうして喝采を送る姿は、一方で、権力におもねてしまう国民性を活写していて、自分自身にも重なるところが無いだろうかと、幾ばくかの居心地の悪さを感じてしまう。絶対的権力者が問答無用で裁いてしまう強引さにこそ、本当は気を付けないといけないことかなと思う。
posted by ハロフレ at 09:23| Comment(0) | 日記
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